文様について   菊唐草文

 私達の身のまわりには多種多様な文様があります。
そしてその文様には、それぞれに名称や由来、用途があります。
文様に深く係わる仕事をしている私ですが、改めてそれらについて
調べてみますと、たいへん興味深いものがあります。
そこで、新たにブログ内に「文様について」の書庫を設けて、
写真と共に書き出してみようと思います。

まずは、先日納品しましたバインダー手帳の文様、
「菊唐草文」(注1)から。

菊唐草文


唐草文様の1種で、菊を中心に唐草を組み合わせた文様のこと。

この文様は、平安時代の綾織物やその後の能装束の金襴、名物裂などに
見受けられる。
時代は下がって、江戸時代から明治期にかけての藍型染めの木綿布団地
などにも用いられるようになり、庶民的で親しみ易い文様として喜ばれた。
また明治初期には、黒地の縮緬に色糸で刺繍した半襟が愛用されるなど、
唐草文の中では最も好まれた文様である。
現在でも名物裂の図柄を再現した帯や、図案化した意匠デザインの
訪問着なども見られる。

                 (藤原久勝著 キモノ文様字典 より)

(注1)
印傳屋さんでは上の写真の文様を「菊」と名付けており、
「変り菊唐草」という文様は 下の柄となっています。 

変り菊唐草                   

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